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「池江璃花子さん」を応援したい

  NHKスペシャルで「ふり向かずに 前へ 池江璃花子 19歳」(NHK総合)という番組が放映されていた。

  東京オリンピックでメダルが期待されていた池江璃花子さんが、「白血病」と診断されたのが去年2月。(ちょうど自分自身の癌宣告の時期と全く重なる)その後、彼女は海外合宿を切り上げて急きょ帰国、すぐさま入院する。その入院生活はおよそ10か月にも及び、退院は去年12月だという。(これも私の二度目の退院時期と同じ)
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  入院後、まもなく抗がん剤治療を始め、副作用で髪の毛が抜けるなど、7月4日の自身の誕生日には具合が悪く、起き上がることすら出来なかったという。その後、一時退院、9月には血液の元となる細胞の移植を受けるが、今度は40度を超える発熱と激しい頭痛に悩まされる。

  この入院生活により体重はかつての57キロから10キロ以上落ち、3月にやっと医者から許可が出て、暫くぶりに泳ぐというシーンの映像が出るのだが、かつてのトップアスリートの身体でないことは素人目にも一目瞭然だった。約1年という期間が、たくましかった盛り上がるような両肩の筋肉など、積み上げてきた体力や筋力をすっかり奪ってしまったようだ。

  病名こそ違えども、全く同時期に癌告知され、ほぼ同じ期間を辛かった抗がん剤治療で動くことがままらなかった経験を持つ私、「泳げることが幸せだということに気づいた」という彼女の今後の復帰、活躍を是非とも応援したいと思っている。

C.W.ニコルさんの死去に想う

  「環境保護活動で知られる作家のC・W・ニコルさんが3日、直腸がんのため長野市の病院で死去した。79歳だった。」と4月4日に報じられる。私と全く同じ病名(直腸がん)ということなので、非常に気にかかり「がんサポート」という患者や家族向けのホームページに彼のインタービュー記事を見つけた。(以下、要約引用)

  『2016年、大腸内視鏡検査を受けた結果、がんがあることが判明。直腸の肛門に近いところにがんの病巣があることを伝えられ、なるべく早く入院して手術を受けることを勧められる。仕事が立て込んでいたため、通院しながら抗がん薬と放射線治療を同時に行う化学放射線療法でがんを縮小させ、その後11月に手術。』
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  『直腸がん切除が行われ、採取されたリンパ節と周辺組織の細胞が病理検査に回されるが、幸い転移はどこにも見られず、ニコルさんの直腸がんはステージⅡということに。引き続いて人工肛門を造設する手術に入り、人工肛門が臍(へそ)の右側に造られた。』(私はリンパ節に転移が見られたステージⅢ)

  『「術後は、手術の痛みよりも人工肛門のほうがストレスで本当にきつかったです」と語り、107㎏あった体重は83㎏まで落ちたという。2017年1月、再入院して人工肛門閉鎖手術を受ける。これによって、人工肛門からも解放されることとなるが、これで元の生活に戻れるわけではない。直腸を失い、便を貯めておく機能を失ったため、人工肛門の閉鎖手術を受けた患者は、しばらくの間、頻便に悩まされることになる。ニコルさんも例外ではなく、講演会や取材があるときは、途中で便意が起きないよう、食事をある程度制限する必要がある。』

  長々と引用したこの記事は2017年6月掲載のもので、がんのステージ(ニコルさんの方が軽度)や抗がん剤治療(術前か術後か)が違うものの、その経過や術後の悩みなどは本当に私とそっくりだ。大腸がんは手術さえできれば完治しやすいがんと言われているが、その後再発もしくは転移があったのではないかと推測するが(記事と死去報道からは読み取れない)、5年の経過観察中であるはずのニコルさんは、術後3年半で亡くなってしまったことになる。病に同じ条件というのはあり得ないのだが、「自分に残された時間」を強く意識してしまっている。

「今年の花見は?」と考える幸せ

  直腸癌切除手術からちょうど1年経過した2週間ほど前に、血液および造影剤によるCT検査を受けた。

  手術で、癌を全て切除できていても肉眼的に見えない微少ながん細胞が体内に残っていることを叩くため、昨年あれほど苦しい「補助的化学療法」(抗がん剤治療)を耐え抜いた。これで、また再発であるとか、リンパや血液の流れに乗って別の臓器に転移とかは勘弁してもらいたいと、検査結果を聞くまでは少々怯えてしまうこともあった。結果は「再発・転移とも認められず」ということで、ホッと胸をなでおろす。(オトコのクセに小心もの)
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  こうした「経過観察フェーズ」は癌が一応消滅したと言われる術後5年間も続く、現在はまだ1年生がやっと終ったというところに過ぎない。

  仮に「再発や転移」があれば、自分はどういう思考や行動を取るのだろう。フィットネスクラブに行って、体力回復のための筋トレをやる気にはなれるだろうか、今年の桜はどこで撮るのがいいだろうかなんて計画を立てるだろうか・・・とっても、そういう気分にはなれないだろう。

  そうではなかったことに感謝しながら、今年の桜はどこで見るかじっくりと考えることにしよう。(写真は岩手県の桜の名所「北上展勝地」、2018年4月下旬撮影)

雛人形を見ると「手術」を思い出す

  忘れもしない昨年3月1日に直腸癌切除手術、あれからちょうど1年経過し、血液および造影剤によるCT検査を受けるため病院を訪れる。

  外来受付がない午後の検査時間ということなのか、「新型コロナ」なのか病院内は心なしか閑散としている。病院の1階から2階に通じる大きな階段の上から下まで、1年前と同じように雛人形が見事に飾ってある。あのときはそれどころではなくて、まともに見ることは出来なかった。
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  今週は大腸内視鏡を用いてのポリープ切除で入院予定もあったのだが、「新型コロナ」のこともあり、下剤を飲みながら長い時間待合室にいなければならないリスクと、この手術の緊急性を秤にかけて、自分から延期を申し出て、主治医にも了解をもらった。自分の身体は自分自身の判断で守りたいと思っている。

  今回の検査結果は2週間後、ここまで頑張っているのだから、「再発」「転移」という言葉だけは聞きたくないと願っている。

「重症化しやすい人」

  新型肺炎に対する厚生労働省の通知に以下のような人は、重症化しやすいため、特に注意が必要とある。

・高齢者
・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方 や透析を受けている方
・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
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  私は昨年4月から8クール(1クール=3週、24週なので約6ヶ月)に渡る「抗がん剤治療」を受けた。(上写真は毎クール初日に点滴を受けるため通った病院の「外来化学療法室」)

  当時記録していた「治療ダイアリー」を調べてみると、初期の1〜3クールこそ発熱していないものの、次第にどうしようもない倦怠感に苛まれ、そして免疫力が徐々に落ちてきたのだろう、第4クールからは毎回何日かの発熱を繰り返している。それどころか、抗がん剤治療終了後もこれは続いていた。(およそ6月末から12月までになる)

  毎日のように報ぜられる「新型肺炎」のニュースを見ながら、去年でなくて本当に良かったとつくづく思う。(でも、あの「外来化学療法室」には今も通っている人たちがいる・・・彼はどういう思いでニュースを見ているのか)

プロフィール

風城しん

Author:風城しん
1950年代半ば生まれ。時間があるのでいろんなことに興味を持つ。日々、思うこと、感じたことを少しずつ書き留めて行きます。

2019年2月『直腸癌ステージⅢ』の宣告を受けて即入院手術。4月より半年間の抗がん剤治療、その後、一時的ストマ(人工肛門)閉鎖手術を年末に終え、現在は「経過観察フェーズ」中。

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