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陸上自衛隊「装備」のすべて 知られざる戦闘力の秘密に迫る

  ロシアにおけるウクライナ侵攻、このところ観た戦争映画の影響で、軍事的興味が高まり、『陸上自衛隊「装備」のすべて 知られざる戦闘力の秘密に迫る 』(サイエンス・アイ新書、毒島 刀也著)を手に取る。

  現在(この本の執筆は2012年)の陸上自衛隊の体制を説明し、装備を広く浅く列挙している本。例えば、師団(6〜9000名)や旅団(2〜4000名)の規模感(これは欧米諸国とは違う)、日本が5つの方面隊(北部、東北、東部、中央、西部)によって守られているなんて基礎知識すらない私。
陸自装備
  全ての装備を語ることはできないが、ウクライナを見ていても、いくら最新兵器が出てきても、なくならないのが歩兵。彼らが持つ銃、現在の主流は1989年に制式採用となった「89式5.56mm小銃」。これが軽量化を図ったと言いながら、3.5kgもある。山岳写真家たちのカメラ装備をみても、これを(他の装備もある)持って野山を駆け巡るのは、さぞやしんどいことだろう。数多い装備品、こんなのがあるのかの驚くものも多い。(例えば、砲火のもとで5分で18mの橋をかける戦車)

  「ただ平和を願うだけでは、戦いはなくならない」だろうな・・・

#陸上自衛隊「装備」のすべて 知られざる戦闘力の秘密に迫る

体力の正体は筋肉

  フィットネスクラブ、昼間の利用者の多くはシニア、皆「体力」気にしている。でも、体力って何?

  一流アスリートが引退するとき「体力の限界」と言い、爺さんが「最近、めっきり体力が衰えた」とこぼす。「体力」と言っても千差万別。題名につられて、『体力の正体は筋肉』 (集英社新書、樋口 満著)を借りてくる。

  シニアになって全くの健康だなんて人は稀有、「要経過観察」項目をいくつか抱えているのが普通。ガンみたいな重い病気になりながら、不具合と付き合いながら「自立した生活」をしている人だって少なくない。(「健康寿命」より「自立寿命」が相応しいとも言う)
体力の正体
  この自立した生活するために欠かせないのが「体力」で、その体力のキーになるのが筋肉、特の下半身と体幹の筋肉が大切だと説く。ただ、筋肉は「怠け者」、使わなければ瞬く間に衰える。トレーニングというのは、何もアスリートのための言葉でなく、座りすぎは最悪で、80歳や90歳の爺さんも運動習慣は欠かせない。

  とまあ、この本にそんなに新しい発見はないのだけど・・・(確かに、入院生活直後はすぐ疲れていた)

#体力の正体は筋肉
#樋口 満

車中泊で巡るオススメ道の駅ガイド 2023

  新宿の紀伊國屋書店でこんな雑誌を見つけて(大きな本屋でないと置いてない)、つい買ってしまう。『車中泊で巡るオススメ道の駅ガイド 2023』 (ヤエスメディアムック)、ネットでもこの手の情報は取れますが妄想には紙の本がベター。

  魂胆はミエミエ、先月の手術の違和感がまだ残るというのに、着々と用意(車中泊車の改良、スノコベッド化)してきた。いつもの生活とは違いこの辺りは準備周到。(ちょっと自画自賛)
車中泊本
  母も特養へ入所してしまい、我が家の二人きりの生活で、家人が「夫源病」(夫の言動が原因で妻がストレスを感じ、溜まったストレスにより妻の心身に生じる様々な不定愁訴を主訴とする疾病概念)になっては可哀想と、少しディスタンスを取ろうという主旨。(逃げ口上)

  「全国徘徊老人」になっちゃう・・・(手始めにどこに行くかは乞うご期待)

#車中泊で巡るオススメ道の駅ガイド 2023

本音化するヨーロッパ 裏切られた統合の理想

  日本につきつきられた少子化問題、そこでこれにまつわるであろう「移民問題」に少々興味がある。読売新聞元ベルリン特派員の著者の『本音化するヨーロッパ  裏切られた統合の理想』 (幻冬舎新書、三好 範英著)を手に取る。

  発刊は2018年とウクライナ紛争勃発の前なのだが、リトアニアのルポなどは、お人好しの日本人とは違い、「他国の侵略によって独立が失われた国とは安全保障に関する皮膚感覚が違う」ことを思い知らされる。例えば、ロシアに蹂躙された歴史があるこの国では、民間防衛組織があり20歳代から50歳までの民間人が軍事訓練を受ける。私などは「人口が3百万人に満たないこの国が、ロシアに到底敵うわけがない」と安易に思ってしまうが、「市民が侵略に抵抗する意思を示す(これには犠牲が伴う)ことが重要で、これがあるからNATO軍が助けてくれる」「ロシアの帝国主義的関心はいつかぶり返す」・・・(現在のウクライナの状況を予見する内容)
本音化
  最も関心がある移民問題、ここで書き切れないくらい深〜い。EU統合という理想論、域内の自由移動が出来るようになり、経済的により貧しい地域から、福祉にただ乗りにやってくる。徐々に、シリア、アフリカから「難民」と称する集団を受け入れる。受け入れ側は安い労働力として安易に受け入れた。その人たちが長く(2〜3世代)住むようになるが、多くの日本人が中高生であれだけ勉強したのに英語を話せないように、ドイツ語がそうすんなり話せるわけがない。語学のような「同化」プログラムはたくさんあっても、出身国の行動原理を残したまま、結局現地に馴染もうとしない。かなりの比率(2~3割)が外国人になったときの社会が抱える緊張感は計り知れない。(経験していない日本人には理解できない)

  現代ヨーロッパの苦悩や苦難、学ぶこといっぱい。(この著者の著作もっと読みたくなる)

#本音化するヨーロッパ  
#裏切られた統合の理想
#三好 範英

老化は治療できるか

  文藝春秋今月号(3月号)の特集は「不老長寿への挑戦」、その中の巻頭記事が「老化は治療できるか」(ノンフィクション作家 河合香織)。

  ある年齢になると、両親の老い行く姿を間近に見ることもあり、一体自身はいつまで元気でいられるか、はたまた年金受給や介護のことや、自身の老いの兆候なんかも考えざるを得ず、誰しも「老いの行く末」が気になり出すのではあるまいか。(若いときは、こんなことは遠い未来の話で、とっても漠然としていた)

 写真 写真散歩の「花菜ガーデン」(平塚市、3月4日撮影)にて
DSC_5817.jpg
  平均寿命はご存知のようにどんどん延びているが、1980年以降最大寿命(最高齢者の寿命)は延びていないという。日本で100歳以上の人口は60年前は150人ほどだったのが、現在は9万人のいるのだが、最大寿命は延びていない。つまり人間の寿命には上限があり、115歳とか125歳あたりが最大寿命の限界らしい。この限界を決めているのが「老化細胞」(二度と増殖できない細胞)、これが残っていると炎症を引き起こし「老化」が進む。ただ、闇雲に老化細胞を除去すればいいとういう話ではなく、癌細胞の増殖などを止めるために存在しているともいえる。(「老化」は生物に埋め込まれたプログラム)

  まあ、150歳までは生きないらしい・・・(ほどほどがいいよね)

#文藝春秋
#不老長寿への挑戦
#老化は治療できるか
#河合香織

プロフィール

風城しん

Author:風城しん
1950年代半ば生まれ。時間があるのでいろんなことに興味を持つ。日々、思うこと、感じたことを少しずつ書き留めて行きます。

2019年2月『直腸癌ステージⅢ』の宣告を受けて即入院手術。4月より半年間の抗がん剤治療、その後、一時的ストマ(人工肛門)閉鎖手術、腹壁瘢痕ヘルニア手術を経て、現在は「経過観察フェーズ」中。

所属する「神奈川写真会」(旧称)、「写人会」のホームページへは以下をクリックして下さい(2020/4月より「活動ブログ」「WEB写真展」などに投稿始めてます)

➡︎神奈川写真会HPへ

➡︎写人会HPへ



【撮影機材】
ニコン Z6Ⅱ
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
AI AF Nikkor 35mm f/2D
AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

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