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「認知症」と「老人性うつ」

  高齢化によって、自分自身に何が起きていくかを、記録するというのがこのブログの意義(ほんまかい)。

  婦人公論6月号、精神科医・和田秀樹氏による『「認知症」と「老人性うつ」違いを知って対策を』の記事を読んでいる。女性誌まで読んでいるのは、雑誌読み放題サブスク「ビューン」のおかげ、高齢化問題については、女性誌の方が取り組み方に好感が持てる。(男性氏は下ネタ絡みが多い)
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  高齢者人口3640万人(2021年)のうち、認知症患者は630万人(20年)、老人性うつは300万人(抑うつの人含む、推測)とあるから、70歳を過ぎたらこの二つの病に見舞われる可能性が高いという。

  老人性うつは、若い人のうつと違い心理的な症状の訴えは少なく、頭痛、腰痛、動悸など身体の不調を訴えるケースが目立つのが特徴。これらによる不眠や食欲減退は、「年のせい」と見過ごされる。「やる気が出ない」「物事に興味が湧かない」「出かけなくなった」・・・(初期症状を一部抜粋)などが見られたら要注意だそうです。

  まだ「出かけたい病」なんで大丈夫か。(自己評価)


#認知症
#老人性うつ

「老後のお金」考

  入院医療費支払いや医療保険の申請をしながら、「老後のお金」を考える。

  先月の12日間の入院、3割自己負担である医療費の支払いは40万円弱、個室の差額ベッド代や食費を除けば、実質医療費的には30万円くらいだろうか。ただし、これも高額医療費のバックや私的に加入している医療保険で戻ってくる金額があるので、これまでの何回かの経験上、「トントン」ないし「手術太り?」になることが想定できる。(保険適用の範囲内であれば、あまり医療費で破綻することなどない)

 写真 「平塚総合公園」(平塚市)内で近づいてきた野鳥(なんという鳥かよく分からず ジョウビタキ?)
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  年初からの私の生活、何回かの誘われゴルフは全てお断り、この元気が出ない期間に旅に行くこともなく、大きな買い物欲もない。老いた母を見ていても、活動的だった年代(60歳代〜70歳代)は旅行や買い物(洋服や通販など)などに、随分とお金を使っていたが、それも活動量の低下とともに日常品の買い物程度になり、それすら出来なくなれば、介護費(デイサービスやショートステイなど)と医療費が主な出費となる。(母の1ヶ月に渡る入院費は、1割自己負担ということもあり10万円強で、私の入院に比べ手術がないこともあるが1/3に過ぎない)

  老後の貯蓄の減り方カーブは一次直線ではなく、二次関数的。(難しい言い方をしなければ、「元気なときにぱあっ〜と幸せに使ちゃおう、後は何とかなるさ」)

#「老後のお金」考

母の長期入院

  2月に私が入院している最中に、実は母も入院。

  私の入院期間中、家人一人では在宅介護は無理と、母をショートステイ施設に預かってもらっていたのだが、入所後嘔吐や高熱の症状で、救急搬送されての入院。(私が術後の痛みで唸っているときらしい)

 写真 「平塚総合公園」(平塚市)内の日本庭園
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  入院から20日間くらい経ってやっとの初面会、そして担当医師からの説明を受ける。病名は「胆嚢炎」「胆管炎」、大きな処置(内視鏡を使った手術など)をしないまま、快方に向かって退院できるレベルにあるが、今後繰り返す恐れがあるとのこと。

  車椅子であらわれた母、見かけは変わらないが、自力でトイレとかはもう無理になっている様子。(高齢者の長期入院自体、病気とはまた別のリスクを生む)

#母の長期入院

病室から「ADL」を考える

  入院すると、普段意識しない「ADL」(Activities of Daily Living、日常生活動作)という言葉を思い出す。

  あらためて調べてみると、ADLは更に二つに分かれ、BADL(基本的日常生活動作、basic ADL)とIADL(手段的日常生活動作、instrumental ADL)があるという。前者は「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」、後者は「掃除・料理・洗濯・買い物などの家事や交通機関の利用、電話対応などのコミュニケーション、スケジュール調整、服薬管理、金銭管理、趣味」。母を見ていて、IADLが徐々に出来なくなる過程を「老い」と認識していた。(今やBADLの入浴なんかもデイサービスなどに頼っている)

 写真 白馬村からの帰り際、綺麗な色合いに染まる、雪が舞う朝日の中の針葉樹林
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  私も術後、BADLが全く出来ない状態に。例えば、起居動作✖️(身動き取れない)、食事✖️(点滴頼み)、排泄✖️(「オシッコのクダ」頼み)など。食事が摂れ出したのは術後3日目、「オシッコのクダ」を外されたのも(排泄が自力に)、服薬管理を任されたのも、術後4日目。こうしてADLを取り戻しつつある。

  まだ元気な我々が、目を向けるべきはIADLかもしれない。例えば、「交通機関の利用」といっても、自分で調べて乗り継いでいく旅と、全て子ども任せで連れてもらって行く旅では、同じ目的地であったとしても、難易度が天地ほど違うに違いない。

  なるべくIADLを高いレベルに保つ工夫か・・・(母も私と同年齢くらいの時、旅行、短歌、手芸など多趣味でした)

#病室から「ADL」を考える
#Activities of Daily Living

感情の老化

  街で大声を出して怒っている人を見かけるが、大概は爺さん。(自分も爺さん)

  よく読んでいる和田秀樹本の受け売りだが、「加齢によって脳は萎縮するが、均等に萎縮するわけではなく、前頭葉が最も早く萎縮することが分かってきた」らしい。前頭葉が萎縮すると、怒りが収まらない、意欲が湧かない、柔軟性がなくなるといった「感情老化」の症状が多くなるともある。
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  詳しくは和田本を眺めて欲しいのだが、「感情老化度のチェックリスト」には次のようなのが並ぶ。(ほんの一部抜粋)
・自分の考えと違う意見をなかなか受け入れられない
・この年なので、お金を使って楽しむより、老後に備えてお金を貯めたいと思う
・この半年の間に、映画を一本も見ていない
・この1ヶ月、1冊も本を読んでいない
・昔より、イラッとすることが多くなった
・ここ数年、旅行は人の計画に便乗してばかりだ

  「感情老化」しないために、欲しいものは躊躇わず、買おう、食べよう・・・(写真 コメダ珈琲の「シロノワール」、晩酌欠かせないくせに甘党)

#感情の老化

プロフィール

風城しん

Author:風城しん
1950年代半ば生まれ。時間があるのでいろんなことに興味を持つ。日々、思うこと、感じたことを少しずつ書き留めて行きます。

2019年2月『直腸癌ステージⅢ』の宣告を受けて即入院手術。4月より半年間の抗がん剤治療、その後、一時的ストマ(人工肛門)閉鎖手術、腹壁瘢痕ヘルニア手術を経て、現在は「経過観察フェーズ」中。

所属する「神奈川写真会」(旧称)、「写人会」のホームページへは以下をクリックして下さい(2020/4月より「活動ブログ」「WEB写真展」などに投稿始めてます)

➡︎神奈川写真会HPへ

➡︎写人会HPへ



【撮影機材】
ニコン Z6Ⅱ
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
AI AF Nikkor 35mm f/2D
AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

ニコンZ50
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