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まるで町内会みたいな国連

  地政学に興味が湧いて、国際政治関係の本をナナメ読みしている。

  思わず笑ってしまった話があるので紹介する。出典は『世界のニュースを日本人は何も知らない 』(ワニブックスPLUS新書、谷本 真由美著) 、国連の実態は東京都の予算より小さな町内会の寄り合いみたいなものと著者は言う。(著者は国連の専門機関で働いた経験あり)

  写真 私が住む町内(APS-Cのお散歩カメラにマニュアルフォーカスの35mm/F2レンズにて撮影)
IMG_0217.jpg
  以下に、町内会と国連の相似点の抜粋。
・構成員は常識も文化も忍耐度もバラバラ
・会費の支払いにいつも遅れる人もいる
・いつもお金が足りない
・仕切りたがるご老人(ジャイアンな国)がいる
・決めたことや役割に強制力がないので大げんかになる
・会報(報告書)はあまり読んでいない
・家(国)の大きさや豊かさに関わらず、一人(一国)一票   
・みんな本当は辞めたい

  「国連平和外交」なんて声高に騒いでいる政治家が日本には多くいるが、国連てこんなものなの。

#まるで町内会みたいな国連
#世界のニュースを日本人は何も知らない
#谷本 真由美

シルバーポピュリズム

英国のEU離脱問題に関して、外野の日本からアレコレ論評する報道が本当に多い。色々とある中で、「高齢者が離脱に票を投じた」というのが、データやグラフとして示されている。若者は実は離脱支持ではなく、多くは残留支持であったという。これが真実ならば、「シルバーデモクラシー」と言われる「少子高齢化の進む◯◯において、有権者の中で多数を占める高齢者の意見が政策に反映される」代表例ということになる。今回は◯◯のところに「英国」が入ったが、ここには少子高齢化が進むどの国が入ってもよく、「日本」を入れても同じことではないか。
来月の参院選の一つの争点であったはずの、「消費税増税延期」問題などは自民党から民進党、果ては共産党まで恐ろしいことに一致している。老い先が短く、この先20年、30年持てばいいやというシルバー世代には消費税増税はたった2%のアップでも、嫌なことなのだろう。日本の財政に危機感を持ち、これからの日本の(今の若者への)社会保障を担保するためには、消費税増税が是が非とも必要なんですと訴える党派は今の日本にはいないのか。シルバー世代に迎合して票を集めようとする「シルバーポピュリズム」(私の造語)にはなっていまいか、社会の片隅で心配している、

地方創生




何も難しい政治の話をしようとしている訳ではない。通っているフィットネスクラブに新しく入った勤務先の同僚が紹介者の欄に私の名を書いたら、5千円の商品券をもらえるキャンペーンというのがあって、すっかり忘れていた昨夜その商品券を頂いた。封を切ると想像していた金券ではなくて、住んでいるS市限定の商品券である。しかもその内2千円分は小規模事業所専用券とある。あの市内のシャッター商店街で何を買うのか?などと悩んでいたら、取り扱い店名に来週行くいつもの小料理屋の名もある。これで安堵したが、これって国税から地方創生のための交付金で賄っているらしいのだけど、地方創生ってこういうことでいいのかなどと考えている。

明るい北朝鮮

シンガポール建国の父と言われるリー・クアンユー氏(91歳)の死去が報じられた。私が台湾駐在の時に、シンガポールの会社の仕事も兼任していたことがあり、2年半で延30回ほど出張していた国なので少しばかり思い入れがある。当時シンガポールの日本人駐在員と付き合っていて、よく聞いたシンガポールを指す言葉に、「明るい北朝鮮」というのがある。普通の日本人から見ると、シンガポールは常夏の街並みの綺麗な都市国家というのが、一般的イメージだろうか。だが、住んでみると、政治はほぼ一党独裁だし、日常生活のあらゆるところに規制だらけだ。チューインガムの持ち込み禁止、タバコの投げ捨ては罰金、都市部にクルマで入る時にはETCみたいな仕組みで時間帯により料金を課せられるなどなど・・・
ともかく、街並みはディズニーランドみたいに綺麗(fine)なんだが、やたらめったら罰金(fine)を取る国という“fine and fine”という言い方もあった。この国の生い立ちは極めて多民族なのだが、リー・クアンユー氏がこれから国の将来を考えて、国語を英語に統一してしまうというところも凄い。これがたった建国50年でアジアでは有数の豊かな国にする原動力になるのだから・・・要はあまり民主的ではないというところが「北朝鮮」たる所以だが、そのリーダー・シップがこの小さな国の未来を「明るい」ものにしているということだろう。



シンガポールの活気

東北の寒い冬が始まっている中、この3月まで毎月一回行っていた常夏の国シンガポールを思い出している。過去10年の経済成長率の平均は、シンガポールが6%、日本が1%となっているそうで、シンガポールの活気と日本の停滞を肌で感じていた。

例えば
・ ユースオリンピックなどともかくお祭りや会議のようなものをいろいろ誘致している
・ チャンギ空港を24時間稼動させアジアのハブ空港としている
・ マカオに対抗してカジノを2ヶ所建設して観光客を引き込む
・ F1を誘致し、世界初の市内道路での夜間走行を成功させる(マーライオンの前を300km/hで疾走する)
・ 香港のディズニーランドに対抗してユニバーサルスタジオを建設する
・ 法人税及び所得税を日本の約半分に下げ、外資企業を誘致、富裕層の移住を促す

シンガポールというのは『歴史は浅い、国土は狭い、人口の絶対数は少ない、資源もない』にもかかわらず、アジアで最も成長が期待できる国の一つになっている。シンガポール建国の父とされるリー・クワンユーと続くこの国のリーダー達は常にこの国に非常な危機感を持っているそうで、次々と施策を打っている。近づく日本の衆議院議員選挙の新聞報道を見ながら南の国に憧れを抱いてしまうのは、その気候や気温だけではないようだ。


プロフィール

風城しん

Author:風城しん
1950年代半ば生まれ。時間があるのでいろんなことに興味を持つ。日々、思うこと、感じたことを少しずつ書き留めて行きます。

2019年2月『直腸癌ステージⅢ』の宣告を受けて即入院手術。4月より半年間の抗がん剤治療、その後、一時的ストマ(人工肛門)閉鎖手術、腹壁瘢痕ヘルニア手術を経て、現在は「経過観察フェーズ」中。

所属する「神奈川写真会」(旧称)、「写人会」のホームページへは以下をクリックして下さい(2020/4月より「活動ブログ」「WEB写真展」などに投稿始めてます)

➡︎神奈川写真会HPへ

➡︎写人会HPへ



【撮影機材】
ニコン Z6Ⅱ
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8 G ED
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
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AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8

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