2014/06/30
長野県の長寿日本一
JR東日本の新幹線においてある車内誌「トランヴェール7月号」に、糖質ダイエットや老化の関係の本で読んだことのある、順天堂大学大学院の白澤卓二氏のインタビュー記事がある。知らなかったのだが、長野県が日本の中で長寿日本一だそうだ。その第一の理由として、伝統食の食文化があり、野沢菜や味噌(これは発酵食品だが)などの消費が多く、総じて野菜の取得が多いということを上げている。もちろん、昔は脳卒中などが多く、漬物などの塩分を減らすことを行政、病院や住民などが学ぶ活動をしたという。
第二に、病気になってから、治療するよりは病気にならないことに力を注ぐ「予防医学」の考え方が県民に浸透しているという。
つまり、伝統食を大切にして、意識レベルが高いということが長野県の長寿日本一の理由ということになる。確かに、これだけ健康情報が溢れているように見えても、個人の健康に対する意識の持ち方やそのレベルは、個々の人により相当違うと思う。ある人の寿命というのは、もちろんそうでない場合もあろうが、その人の持つ健康意識に相当、左右されるということだろうか。