2014/07/30
ソムリエ
レストランで客の要望に応えてワインを選ぶ手助けをする「ソムリエ」という職業がある。普段、そんな高級なレストランに行ったことがない私などは、数えるほどしかこういうソムリエ経験がない。先日行った奈良ホテルのレストランで、つい「ワイン・リストはありますか」などと言ったものだから、ソムリエがリストを持ってやって来る。中を観て、「参ったな」と心の中で呟く、何せ開けたページには、生まれる前からのヴィンテージ・ワインがずらりと並ぶ。価格も20万円台から数万円、これでは宿泊代より高くなってしまう。何ページにも渡る赤ワインのリストをめくって行くと、やっと数千円台のものがありました。ソムリエに聞くまでもなく、この中から自分で選ぶしかあるまいと、イタリア・トスカーナ産のワインを選ぶ。

このところ、ワインの本などを読んでいたおかげで、ぶどう種や飲む時の適温、注ぎ方の話題などで盛り上がる。ソムリエの勧めで我が家にはないデカンタに入れて飲む方が美味しい場合もあるということで、デカンタに注いでもらう。たまには、こうしたプロのソムリエとの会話というのもいいものだ。