2016/02/29
マダム・イン・ニューヨーク

「きっとうまくいく」以来、TSUTAYAをブラついていて久しぶりにインド映画を見つける。英語が苦手で、夫や娘に少し引け目を感じている専業主婦が、姪の結婚式に招待されニューヨークに家族より早く一人行くことになってしまう。NYのファストフード店では、英語が出来ないゆえに、オーダー出来ずにオタオタする。これではイカンと、内緒で4週間で話せるという英会話スクールへ通い始める。さすが多民族が集まるNY、そこの教室は人種のルツボで様々な国からの生徒がいる。一から始まる英会話スクールのエピソードも一杯。
40歳を過ぎて英語を本格的(?)に始めた経験から、さもありなんと言う英語体験がこれでもかと出てくる。「お菓子作り(家事)が上手いだけの専業主婦」という夫の目線に、チョットばかり日本人の自分も反省してしまう。英語を勉強することで、一人の人間としての自尊心を取り戻していき、ラストの結婚式のスピーチでは、ネイティブの人々を感動させるまでになる。
インド映画特有の途中で入る歌や踊りのせいだけではなく、前向きさや明るさを思い出させてくれるいい映画でした。(特に女性にオススメ)