2019/06/30
空海 祈りの形
先月(5月)、抗がん剤治療の休薬期間で体調の良いとき、国立博物館で開催の特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅 」を鑑賞に行った。この際に、「メンバーズ・プレミアムパス」(5000円)を購入したが、ミュージアム・シアター「空海 祈りの形」のチケットもついていた。この開催期間が終了間際(6/30まで)ということで、混まない平日(6/28)に出かけてみた。

『823年に東寺を帝より託された空海が、密教の教えの中心となる建物を講堂と位置づけ、その建築に取りかかる。講堂内部にある、国宝16尊、重要文化財5尊。密教美術の最高峰とされる講堂の立体曼荼羅を超高精細4K映像で再現、そして弘法大師空海の歩みと立体曼荼羅の21尊について解説する。』(公式サイトより要約)
こうした博物館の展示方法は私自身初体験だが、VR映像により、立体曼荼羅の空間を漂い、仏像を間近で目にしているように感じる。実物の仏像がLED照明の前に360°周囲を回れるように並んでいた「特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅 」は、とても素晴らしかったのはもちろんだが、特別展に行く前にこのミュージアム・シアターに先に来るべきだったのではないかと、ちょっとばかり後悔するようなインプレッシブな映像表現だったと思う。