2020/05/31
邯鄲の夢
コロナ関連のニュースばかりのTVを見ていて、何故だか大昔に漢文で習った『邯鄲の夢(かんたんのゆめ)』という故事を思い出した。(元理系なので、漢文なんて真剣に学んではいないはずなんですが・・)「大辞林」(第三版)を引用すると
出世を望んで邯鄲に来た青年盧生(ろせい)は、栄華が思いのままになるという枕を道士から借りて仮寝をし、栄枯盛衰の五〇年の人生を夢に見たが、覚めれば注文した黄粱(こうりよう)の粥(かゆ)がまだ炊き上がらぬ束の間の事であったという 「枕中記」の故事より
近所の田んぼ、田植えが始まりました(28日撮影)

要は「栄枯盛衰のはかないことのたとえ」ということらしいが、世界中の人々が、あっという間のコロナ禍(たった数ヶ月間の「夢」)で、これから起きるであろう波乱に満ちた栄枯盛衰を疑似体験してしまったのではないかと感じてしまう。
世界中の人が、企業が、国が本当に苦しむのは、これからが本番ということでしょうか。