2020/10/31
加齢と「心不全」
先日、母の付き添いで行った病院の内科医から血液検査の結果、BNP(心不全の度合いを示す指標らしい)の値が悪いことを知らされる。「心不全」ってよく聞くけど、心臓のどっかが悪いんだろうという程度の医学知識ほぼ皆無の自分、どうやら加齢を重ねれば避けられない病気のようなので、老齢の母のためというより、何年後かに遭遇するであろう自分たち(ご同輩の方々含め)への備忘録として書き残しておく。
国立循環器病研究センターの説明を転記する。
『加齢現象で心臓の筋肉が硬くなってきます。左心室の筋肉が硬くなる、つまり弾力性がなくなってしまうと、左心房から左心室に血液が流れにくくなり、左心房、ひいては肺に血液がうっ滞、つまり滞りやすくなってしまいます。これが心不全です。そのため、年をとると心不全なりやすくなるのです。』

要は全身に血液を送るポンプである左心室の筋肉の働きが悪くなるということで、肺に血液がうっ滞するので、動いたときに息切れがしたり、動悸(どうき)がしたりする。ひどくなると、安静にしていても息が苦しくなったり、咳(せき)が出るということのようだ。
最近の母、苦しくなるからそうならないようにあまり動かなくなる、だからゆっくり歩く、早く歩けないって事はこれが原因かもしれない。そして動かなくなるから筋力低下が更に進む、この負の連鎖ループが着実に日々進行していく。1年前は空いている日は1日に2回も行っていた買い物に行かなくなり、買い物を我々に頼むことが日常的なってきた。(母、もうすぐ89歳・・・)