2021/03/31
史跡めぐり《石垣山一夜城/小田原市》
今回の史跡めぐりウォーキングコースの紹介。起点は箱根登山鉄道「入生田駅」、終点がJR東海道本線「早川駅」整備された路歩き、「長興山紹太寺」で「しだれ桜」を見て、戦国後期から江戸初期にかけての史跡が多く、動植物の案内板や、小田原攻めで石垣山に参陣した武将8人の案内板などもあり、あらためて歴史を感じながら歩くことになる。

1590年豊臣秀吉が小田原北条氏を水陸15万の大群を率いて包囲し、その本陣として総石垣の城を築いた「石垣山」、世に石垣山一夜城と呼ばれるのは、秀吉が築城にあたり、山頂の林の中に塀や櫓の骨組みを造り、白紙を張って白壁のように見せかけ、一夜のうちに周囲の樹木を伐採し、それを見た小田原城中の将兵が驚き士気を失ったためらしいが、実際にはのべ4万人が動員、約80日間が費やされたとのこと。
石垣山一夜城はその後、大地震などもたくさんあったはずだが、それににも耐えて、当時の面影がよく残されている。展望台(本丸付近)からは小田原市内がよく見渡せる。(上写真)