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日本人は台湾で何をしたのか

  最近の新聞などを見ていると、コロナの対応などで台湾の評価が著しく高く、賛美している論調が多い。台湾駐在経験者として台湾の歴史にはかねてより興味があり、たまたま図書館で手に取った『日本人は台湾で何をしたのか―知られざる台湾の近現代史 』(国書刊行会、鈴木 満男著)を読む。

  中国本土の共産党政権などと比較して、「台湾は民主的」と思っている人が大半だと思うが、その民主国家としての歴史は意外と浅い。戦後、蒋介石政権が本土から逃げて来て以来、法など無いに等しい「戒厳令」がなんと1987年まで施行されていた国なのだ。李登輝元総統の就任が1990年、つまり民主化してから30年しか経っていないことになる。
日本人は台湾で
  この本は著者が昭和44年(1969年)に台湾で研究(文化人類学)を始めた頃の話がベースになっている。その頃は、自由な政治的発言は許されず、日本語を大っぴらに話すことすら憚られていたような暗い側面を持った一党独裁のレーニン主義的な国だったとは驚く。また日本が支配していた時代の、台湾人の「皇民化」政策(ある種の「日本人化」、全国民への教育)など、一体何を目指していたのだろうか不可思議極まりない。元々、台湾にいた人々(本省人、台湾語が主たる言語)がこれまで日本語が「国語」だったのが、いきなり北京語が「国語」になるという苦労・・・もう一度別の視点で書かれた台湾の近現代史を読んでみたくなる。

  2007年に台湾に単身赴任した私、当時は本当に不勉強で、このような歴史を全く知らないくせに、台湾人たちに囲まれて明るく楽しく生活を楽しませてもらった。(コロナが明けたら、じっくりと旅してみたいという思いはますます強くなる)

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プロフィール

風城しん

Author:風城しん
1950年代半ば生まれ。時間があるのでいろんなことに興味を持つ。日々、思うこと、感じたことを少しずつ書き留めて行きます。

2019年2月『直腸癌ステージⅢ』の宣告を受けて即入院手術。4月より半年間の抗がん剤治療、その後、一時的ストマ(人工肛門)閉鎖手術を年末に終え、現在は「経過観察フェーズ」中。

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