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「移民」で読み解く世界史

  岸田首相の「次元の異なる少子化対策」なるニュースを見ながら、手に取ったのは『「移民」で読み解く世界史』(イースト・プレス、神野正史著)。

  タイトルとは異なり、この本は世界史を学ぶ本と言うよりも、世界史の視点から、移民問題を中心に日本の将来を考える本とでもいうニュアンス。河合塾の世界史講師であるこの著者、「国土は一歩たりとも踏み込ませてはならない。一歩許せば二歩三歩と踏み込まれ、亡国へ直結する」というバリバリの移民大反対論を唱える。
移民世界史
  「移民」とは、すなわち「民族移動」「植民」「強制移住」「難民」など、いろいろな形態があり、それがいかに大きく世界史を変えてきた。一例をあげれば、元の拡張、遊牧民とは「わずかな資源を奪い合う、生き残りをかけた戦い」の中に身を置いてきた人々であり、「額に汗して働かずとも、欲しいものは武力で奪えばよい」という価値観だという。これは今や美談になっている「アメリカ建国の父たち」も似たようなもので、先住民を騙して略奪、虐殺、殺しすぎて農園での働き手が少なくなり、結果アフリカから奴隷を連れて来ることになる。こんな説明がこれでもかと続く、確かに旧移民が新移民を差別というのはあらゆるところで見られる事実。

  この問題で困ったちゃんの欧州各国を見れば、「移民」に纏わる賛否両論、なかなか難しい。

#「移民」で読み解く世界史
#神野正史

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プロフィール

風城しん

Author:風城しん
1950年代半ば生まれ。時間があるのでいろんなことに興味を持つ。日々、思うこと、感じたことを少しずつ書き留めて行きます。

2019年2月『直腸癌ステージⅢ』の宣告を受けて即入院手術。4月より半年間の抗がん剤治療、その後、一時的ストマ(人工肛門)閉鎖手術、腹壁瘢痕ヘルニア手術を経て、現在は「経過観察フェーズ」中。

所属する「神奈川写真会」(旧称)、「写人会」のホームページへは以下をクリックして下さい(2020/4月より「活動ブログ」「WEB写真展」などに投稿始めてます)

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