寿命が尽きる2年前
「2年後に死ぬとわかったら」というキャッチーなコピーにつられて、借りてきた『寿命が尽きる2年前』 (幻冬舎新書、久坂部 羊著)。
1955年時点での男性の平均寿命(0歳児が何年生きるか)は63.6歳、2020年の65歳の平均余命(その年齢で後どのくらい生きるか)は20.05歳、つまり85歳あたりが寿命ということになる。つまり、この65年の間に寿命は22歳ほども伸びたことになる。63.6歳って、ほぼ私が癌を告知された年齢に近く、医学がそれほど進歩していない以前だったら、あれが自分の寿命だったのかなどと思ったりする。

医師であり作家である著者、世の中は病気心配症の人が多い、高齢になって、多少の具合の悪いところがあっても、医者にもかからずサプリメントにも頼らず、生きがいを見つけ、それに邁進すれば幸せな死が迎えられるとすると説く。実際には死の二年前などは誰にもわからない。今が「二年前」と仮定して、残された人生を精一杯生きようということか。
こういう本を手に取ること自体、寿命が尽きそうな人なのかも・・・
#寿命が尽きる2年前
#久坂部 羊
1955年時点での男性の平均寿命(0歳児が何年生きるか)は63.6歳、2020年の65歳の平均余命(その年齢で後どのくらい生きるか)は20.05歳、つまり85歳あたりが寿命ということになる。つまり、この65年の間に寿命は22歳ほども伸びたことになる。63.6歳って、ほぼ私が癌を告知された年齢に近く、医学がそれほど進歩していない以前だったら、あれが自分の寿命だったのかなどと思ったりする。

医師であり作家である著者、世の中は病気心配症の人が多い、高齢になって、多少の具合の悪いところがあっても、医者にもかからずサプリメントにも頼らず、生きがいを見つけ、それに邁進すれば幸せな死が迎えられるとすると説く。実際には死の二年前などは誰にもわからない。今が「二年前」と仮定して、残された人生を精一杯生きようということか。
こういう本を手に取ること自体、寿命が尽きそうな人なのかも・・・
#寿命が尽きる2年前
#久坂部 羊